タシ・サンポ Ragya僧院の僧侶で、チベットの国旗と文書が部屋から発見された後、川に投身自殺した。
写真:Phayul
タシが投身したとされるMachu川、
その向こうに見えるのがRagya僧院
写真:Phayul
・チベット僧、暴動後に勾留される
BBC
3月22日
以下、記事からの抜粋
新華通信によると、チベットの街で93人の僧侶たちが暴動の後に勾留された。
土曜日に少なくとも100人の群衆が警察署におしかけ、僧たちはその後、拘束された。
新華通信によると、警察官と職員たちは、暴行され、傷をおったという。この暴動は、「チベット独立」を呼びかけて勾留された1人の僧侶が脱獄したことから起こり、その僧は未だに行方不明だ、と報じている。
しかし、チベットのニュースウェブサイト、Phayulによると、その僧侶は抗議活動をして僧院に監禁された後、抜け出して、川に飛び込んで自殺をしたという。その僧侶はRagyab僧院の僧侶タシ・サンポ、28歳で、部屋からチベット国旗が見つかったことで、監禁されていた。3月10日から、この僧院では政治的な文書が流通していて、禁じられたチベットの旗が僧院の本殿の上にかけられ、これを受けて僧院は完全に閉鎖されていた。
タシはトイレに行く、と抜け出して、そばに流れている川に身を投じたという。 (また、Phayulでは、携帯電話で撮影されたこの騒動のビデオフッテージを掲載している)ちなみにphayulでは、この警察署での抗議活動は、およそ2000人が参加したと書いてあり、5名が逮捕されたという。これを報じたVoice of Tibet では、情報筋は、この村に知り合いを持つ、インドに住むチベット人だという。
新華通信社によると、警察は、「人々は、この僧に関する『噂に惑わされ』た」、としているが、それ以上の詳細は報じられていない。新華通信は、最初、加拉(Gyala)郡で騒動が起こった、と報じていたが、その後、La'gyab(Ragyab - phayulによる語記)であると追認。
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新華とPhayul、全てのメディアの言い分が違っている。
デモ参加者の人数も数千人のデモ、と数百人、に分かれている。日本の毎日新聞は4000人と書いていたが!
驚かないけれどね。なにせ、中国政府は外国メディアを中にいれていないから! Phayulにのっていたビデオは、集まった群衆の顔が写らないようにこっそりと撮影されています。
去年以来の大きな抗議活動だからか、一昨日のビデオ・フッテージ以上に世界中のメディアが報道している。 (なぜ?!)
中国政府がコントロールしている新華通信からの引用が多く、そのあとに、チベット亡命政府側の言い分を載せる傾向がある。NYTimesは、この事件に基づき(題名は「中国政府抗議活動者を拘束する」)やっと記事に、残虐行為のビデオフッテージへのリンクをYoutubeからのせていた。
3月10日は過ぎたけれども、もっと勾留が増えて来ている気がする。これから3月28日の中国政府が勝手に設定したSerf Emancipation Dayに向けて、もっと色々抗議活動が起こる気がするが、とにかく一昨日のビデオのような残虐な拷問をしないでほしい。
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ちょっと、違う話題。
昨日、遅ればせながら、Ron Howard監督作品のFrost/Nixonを見に行ったが、素晴らしい映画だった。
日本では3月28日公開だって!
とにかく英国の俳優、Michael Sheenの演じる「人気テレビ司会者」David Frost役の演技はすごい。脚本家のピーター・モルガンによると、「マイケルはブリトニー・スピアーズを演じろ、といわれても、完璧に演じられるだろう」とのこと。
彼は、元英国首相のブレア役で有名だよね。舞台俳優出身。
ふたりは、この映画が作られる前から、イギリスとアメリカのブロードウェイで同じ題目の舞台を1年以上やっていたというから、根本からこの役を把握していたのだと思う。
帰って来て、本当のフロストのニクソン・インタビューを見たけれど、これは本当にすごいインタビューだったのだと思う。
ニクソンはなんだかんだ、のらりくらりと、責任のがれをしまくって、しまいには、おおむね、罪を認めていて、そこにはほんわかと、人間味でさえただよう。もちろん、ニクソンはそれを狙ってはいたのだろうけれど。
ニクソン役のFrank Langellaはその人間味の部分を10倍くらい拡げて演じていた。
でも、ブッシュ後の世界、金融業界腐敗後の世界からみると、ウォーターゲート「ごとき」で米国元大統領がこのように裁かれるのは、ある意味新鮮に見える。
1 件のコメント:
個人的で申し訳ないですが、夫と同じ名前、タシ。どんな思いで死んでいったかと想像し、胸が張り裂けそうです。
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