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    2009年2月19日木曜日

    最新のチベット、リタン郡での抗議活動と拘束のこと (ワシントンポストから)

    簡単な訳ですが、せめて今できることなので。

    「チベット問題での衝突で中国のある郡は封鎖地域になった」
    ”Clash Over Tibet Has County in Lockdown”

    2月19日付け (ワシントンポスト
    北京からの情報
    By Ariana Eunjung Cha

    四川省のリタン郡では、チベット僧たちによる抗議活動のあと、封鎖地域になった。Zhou Xiujun は商店経営者で、町の中心の野菜市場に店をもっている。彼女はそこで、小さな抗議活動を15日に目撃し、16日にはもっと大きなものを見たと証言した。チベット人たちが「ダライラマ万歳」と叫び、警察がすぐに到着し大混乱になったという。少なくとも1人のチベット人が、棒をふりまわし、他は靴をなげたりしていた。警察官たちは電気棒や催涙ガスを使って、それを止めようとした。

    ロンドンの団体「フリーチベット」によると、これが去年の春以来もっとも大きな抗議活動だという。去年の3月後、中国公安当局はチベットを外部から封鎖した。外国人記者も当局のエスコートなしでは入境できず、数人のみが許可を得ることができた。

    チベットの共産党の書記Zhang Qingli,は、チベット問題に対し、強固で寛容度ゼロの攻撃的な姿勢をとっていることで有名だ。チベット人たちは、自分たちの動きは常に監視されており、少しでも共産党に対する忠誠心がたりないものは、すぐに尋問され、拘束されていると言う。

    来月はチベット民族蜂起やダライラマ法王亡命から50周年、それを間近にひかえた今、こうした弾圧はますます強くなった、とローカルのチベット人は言う。チベットサポート団体によると、この数週間でチベットの首都ラサでは少なくとも81人が拘束された。

    「フリーチベット」によると、少なくとも24人のチベット人が今回の抗議活動で拘束され、二人は警察に連行された。どの程度の傷をおったかは分からない。インドのチベット人権民主センターによると、21人が拘束され、うち二人が強い暴行を加えられ、重傷をおったという。

    四川省の南西部、ガツェチベット自治区、リタン郡の政府、警察、旅行代理店の係員たちによって、この事件は裏付けされているが、拘束に関しての詳細については語ろうとしなかった。
    「このことについて話しするのは恐ろしい」とリタン警察の警察官は電話で言った。
    「秘密事項です。ここで何が起こったか、その真実、情報を外部の人間に話すことはできません、これは決められていることなのです」

    去年の3月の暴動以来、チベット人たちは家やビジネスの捜索など、抑圧的な条件下で暮らしていて、携帯電話の音楽が「反抗分子的である」などとるに足りない犯罪でさえ、拘束されているとチベット人たちはいう。
    1/27にも他の四川州の地域、デゲ群の僧院のそばで5人のチベット人たちチベット独立を訴える抗議活動もあったという。

    今回の抗議活動は、亡命チベット人や中国内のチベット人たちから計画された、去年殺されたチベット人の喪に服す為の、チベット正月ボイコット運動に関わっていると見られる。
    今年は2/26に予定されている「ロサル」といわれるチベット正月は本来なら祝賀が15日間続くはずだった。
    「フリーチベット」によると、リタンの抗議活動は、37歳のロブサン・ルンドゥップが「チベット正月は今年はなしだ!」そして「ダライラマ法王をチベットに返せ!」と叫んだことから始まったと言う。目撃者によると、この声にまわりにいた群衆が参加しだしたという。

    警察はロブサンを拘束し、2度目の抗議活動は、当局が彼を釈放するのを拒んだことによってはじまった。
    先出の商店主Zhouさんによると、リタンは小さな町であると言う。「だけど今は、1000人以上の武装警官と公安局係官たちが道をパトロールしている。それにもっと沢山の軍隊が来るとも聞いた」と話した。
    「私たちは外に出ることも出来ず、厳戒令が一昨日から出ている」19歳のチベット人 Anhuiは言う。
    バス乗り場でチケットを売る、Zhang Yuによると電話は盗聴されていると言う。

    チベットの服と装飾品を売る商店主Ma Long, 35才は、店を閉じるように命令された。「数十人の武装警官と公安局係官がうちのドアの前をパトロールしている。こんなことはめったいにない」

    Zhang Jie と Liu Liu によるリサーチとレポート
    ワシントンポストより


    以上、雑ですが簡単に訳してみました。去年の今頃のレポートに比べて、非常に微細なリサーチをもとに、細かい情報が書かれているのはすごい進歩です。こんなに世界から断絶され、抑圧されながら生きているチベットの人たちに心からsolidarityの気持ちを捧げたいと思います。

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