「雪の下の炎」日本上映にむけて準備をすすめ、やっと日本語版字幕つき劇場板マスターテープのアウトプットが終了しました。
アウトプットはGRSというマンハッタンのミッドタウンにあるポスト・プロダクションの会社で。
ここにはローガンというセルビア(元ユーゴスラビア)で天才ミュージシャンだったマルチな才能を持つ友人が働いています。
彼がアウトプットをやってくれます。
行くと、「フリーチベット」Tシャツを着ていました!
そして、こちらは映画の編集をやってくれたミリツァ。
同じくセルビア出身。うちのプロダクションはプロデューサーがセルビア人だから、セルビア出身者が多いのです。
26歳とまだ若い。彼女はかわいくて、とても賢く、私たちは1年間、お互いのボーイフレンドよりも多くの時間を過ごし、たくさんの健康的なけんかもし、お互いの悪い部分も良い部分もとてもよく分かっている戦友。
ハードドライブに持って来たファイナルカットプロのデータを最終確認しています。
こうやって、色々な人の手によってできたテープを大事に持っていきます。
このあとは、大切な友人の誕生日パーティーへ! 佐々木芽生(めぐみ)さんとは、まだ映画が制作段階のときに、トライベッカ映画祭のオールアクセスという、制作段階にある映画とマイノリティーのフィルムメイカーを応援してくれるプログラムに入ったのが同じ年で、それ以来の戦友。
ドキュメンタリーをプロデュース、監督するというのは、自分で言うのもなんだが、
ほんとーに大変なことで、お互いに色々な悩みを相談し合って、傷をなめあい、応援し合ってきました。
彼女のつくった映画はHerb and Dorothyというタイトルで、ニューヨークに住む伝説的アートコレクターの話。アートコレクターと言うと、リッチなお家を想像するけれど、彼らはそうではないのです。
Herbは郵便局員、Dorothyは図書館員、Dorothyの給料で生計をたてながら、Herbの給料でアートを買い続けました。買ったアートはまだ売れなかった時期のウォーホル、タトル、クリストなど。彼らのコレクションは時期を得て、ものすごい値段になったわけだけれども、数年前にそれを全てワシントンの国立ナショナル・ギャラリーに寄付したのです!
売れば相当なお金が入って来たはずだけれども、HerbとDorothyは未だに1ベッドルームのせまーい部屋に暮らし続けています。
とにかく、アートコレクターの話というとアートに興味の無い人は、とっつきにくいと思うかもしれないけれど、全然そんなことはない! HearbとDorothyは絶妙なキャラをしていて、とても人間的な話で、フェスティバルで上映したときにはQandAで声が思わずうわずってしまう人もいたくらいの感動的な作品です。
是非ともウェブサイトでチェックしてみてください。
最近全米での劇場配給の日程が決まり、芽生さんは大忙し! そんな彼女のパーティーには30人くらいの人が集まりました!
写真とるの忘れました。まだブログ慣れしていません。
それでは。
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2009年2月21日土曜日
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