日本から帰って来て、2日NYで過ごし、今、ブラジルはリオデジャネイロの映画祭に来ています。
実はもう数日たったんだけれど、来た当初は雨ばかり。せっかくコパカバーナ・ビーチの前のホテルにステイさせてもらっているのに、灰色の雲と灰色の海で、うんざりしていたのだけれど、この3日間は晴れ続き。
ツーリストコースの代名詞のコルコバードの丘の上から、リオの街を守っている(ハンサムな)キリスト像も見てきました。街全体が教会だなんて、なんて素晴らしいコンセプトなのだろう、と思ったけれど、実際のリオは犯罪都市。かなり気をつけてください、と皆に言われていましたが、(なにせ、前のふぇsつ幸い、今のところビルから酔っぱらって落ちた方の死体しか見ていません…って。…いや、びっくりしました。街を歩いていて、人だかりがあるなあ、ああ、警察もいるぞ、と通り過ぎたら、シートから出た青白い足が。
ご冥福をお祈りします。
さて、オリンピックがリオに決まった歴史的瞬間、私は沢山のリオっ子と一緒に、コパカバーナの浜辺の特設会場にいました。東京が開催地に立候補したのはうっすら知ってたけれど、1度開催地に選ばれたところがまた選ばれるはずがないのに(私はそう思う)、一体どうして? 意味不明だな、こんなことにお金を使うより、他にチャンスを与えるべき、と思っていたので、沢山のリオっ子たちが集まって、まだか、まだかと開票結果を待っていて、それが決まったときの歓喜の波、こみあげてくるようなエネルギーは感涙に値するものだった。
何度も植民地化され、発展が遅れている南アメリカ、そのなかでも最近は石油を発掘したりして、経済がうなぎ上りの状態にあるブラジルは選ばれるべきして、選ばれた開催地だと思う。 決まったとたん、サンバの音楽が鳴り響き、皆が狂ったようにダンスを。ほとんど「布がない」ビキニを着た女の子たちが、お尻をぷりんぷりんにふっていました。
リオは地理的にとてもユニークな形をしていて、有機的な形をした丘が沢山あり、ビーチから丘(山)を見ると、スラムがところせましと並んでいるのが分る。インド系、ポルトガル系、アフリカ系(アジア系はサンパウロには多いが、リオにはあまりいない)が入り交じり、犯罪が絶えないこの街には、多分沢山課題はあると思うけれど、フェスティバルの若いボランティアの人たちなども、「これからもっと仕事が増えるだろう」と本当に嬉しそうにしていたのが印象的だった。
がんばれ、ブラジル!
3 件のコメント:
パリ、ロサンゼルスでは過去2回ずつ開催されていますし、ロンドンは次回2012年で3回目ですよ。
真琴さま
わぁー、地球の反対からですね。こんにちは!
“現地レポーターの楽さん”、 とってもタイムリーな、旬な話題を、どうもありがとうございました。
真琴さんの文面から、リオのエネルギーが、こちらへ伝わってまいりました気がします。
直前のブログ書き込みとは、また随分と雰囲気が違いますねぇ~。
オリンピック・・・確かに、こちら東京は、あんまり盛り上がっていなっかたような・・・。
「街全体が教会」・・・というのは、初めてしりました。 よく写真でみる、あのキリスト像は、あっ、そういうことなのか、と。
ブラジルご滞在、どうぞ楽しんでくださいね。
(・・・って、お仕事でご滞在なんでしょうけれど)
あやしいお話には、くれぐれもご注意を!
オブリガード! しんや (^^)
追伸:せっかくですから、真琴さんも、”ほとんど「布がない」・・・” に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
・オリンピック、どこまでも政治的な動きにも見えますね、ロンドンが3回目になると…
・ オブリガーダ! しんやさん。
いいえ、私は布無しには挑戦しません。笑
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