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    2009年10月27日火曜日

    中国側からチベット人二人の死刑を確認

    今回の死刑の件でイギリスの外務省から、中国大使館から事情を聞き出し、ロヤックとロブサンの二人の処刑は確認されたらしいが、他の二人については、単なる噂でまだ「処刑されていない」という情報が出て来ていることが、昨日、ロンドンの若松さん経由で分りました。今日起きたら、いくつか記事がでていて、ワシントンポスト、APなどもあったけれど、イギリスガーディアンのが一番短くて、正確な気がしたので、ここに置いておきます。取り急ぎ。

    Guardianより China confirms two Tibet Executions (中国、チベット人二人の死刑執行を正式発表)

    Jonathan Watts in Beijing and agencies
    guardian.co.uk, Tuesday 27 October 2009 11.48 GMT

    二人のチベット人が放火の罪でラサで死刑になり、この地域では6年ぶりの司法による殺人が執り行われた。中国政府は、ラサの去年の騒動の最中、放火で死傷者を出したとして、二人のチベット人を死刑にしたと正式発表した。

    外務省のスポークスパーソン、Ma Zhaoxuによると、二人の男性が死刑にされ、それ以上の情報は提供しなかった。海外のチベット人団体によると、この二人はロブサン・ギャルツェンとロヤックだという。

    (省略)

    アメリカ資本のラジオ自由アジアによると、ロブサン・ギャルツェンは死刑の前に母親との面会を許可された。「なにも言うことはない。子供の面倒をしっかり見てほしいと言うことと、学校に行かせてほしい」ということくらいだ。」

    チベットキャンペーングループ、「フリーチベット」によると、先週の木曜日に報じられたもう二人の死刑については、まだ確認できていない、という。

    英国外務省のIvan Lewis大臣は、この死刑を非難した。「我々は中国が去年のチベットで起きた騒乱で、責任あるものたちに罪を与える権利を敬っている」

    「しかしながら、イギリスはいかなる事情であろうと、死刑に反対を唱え、この件に関しては、それなりの司法配慮がなされていない、と、かねがね我々の懸念を表明してきた」彼は言った。

    ーーー以上

    英国外務省のIvan Lewis大臣の声明内容全文 (イギリス外務省のサイトより)

    'I condemn the recent executions in Lhasa of two Tibetans, Mr Lobsang Gyaltsen and Mr Loyak. We respect China's right to bring those responsible for the violence in Tibet last year to justice. But the UK opposes the death penalty in all circumstances, and we have consistently raised our concerns about lack of due process in these cases in particular.

    I expressed my deep concern about these cases during my visit to Tibet in September and urged the authorities not to carry out the death sentence. We have also raised these concerns through the European Union.

    I call on China to review urgently the cases of those who remain under sentence of death for their alleged involvement in last year’s unrest.'

    以下和訳 (訳は若松さんのメールより):

    「先日ラサで行われたLobsang Gyaltsen氏と Loyak氏、両名に対する 処刑について強い遺憾の意を表明する。
    昨年のチベットで起きた、暴力行為を働いたものを裁く中国の権利は認めるが、イギリスはどのような事情であろうとも死刑に対し反対を唱える。また今回の件については、適当な司法配慮に欠けていることに対し、継続的に懸念を表明してきた。

    9月のチベット訪問の際にも、これらの件について強い懸念を表明し、当局に対し死刑執行を取りやめるよう要請した。欧州議会を通しても同様の懸念が中国に対し上げられている。

    中国に対し、昨年の動乱に介入した容疑で、現在死刑を宣告されているもの全ての再調査を緊急に行う要請をする。」

    ーーー

    イギリスが腰をあげている訳だから、日本もがんばってもらわないと!引き続き、こちらで意見書を送ってください。

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