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    2009年7月17日金曜日

    チベット -ポタラ宮と天空の至宝展-に抗議するアクション!

    お久しぶりぶりです。

    熱帯夜が続いているNYからお届け!
    お元気ですか、皆様?

    NY、ロンドン、東京のチベット人そしてチベット支援者がボランティアで始めたあつーいアクションがスタートしました。




    チベットのものすごーいお宝が4月に我が国に来て以来、3が月がたっています。九州博物館では14万人以上の来場者を出したという中国政府協賛のチベットの至宝展…2005年のNYはルーベン美術館での展覧会でもチベット人や支援者から沢山の抗議を受けたにもかかわらず、去年のチベット騒乱から今に続くチベット僧、尼僧、抗議者への弾圧、逮捕、拷問、死刑宣告があるなか、日本にこの展覧会を持ってきました。

    沢山の素晴らしい美術品、ウェブで見ただけでもすごいものだというのは分ります。そのうえ、日本人は仏像を心から敬い、愛でることのできる民族です。だけど、この素晴らしいチベットの美術品と日本人の信仰心を利用して、中国政府は「自分たちはチベット文化を保護している、そしてチベット支配は善意あるものなんだ」と、世界に宣伝しようとしているのです。一方、チベットのチベット人たちは彼らが愛し、敬う、ダライ・ラマ法王の本や写真も自由に持ち歩けず、言論の自由も与えられていないというのに!!そんななか、我が仏教国の九州博物館、北海道立近代美術館、上野の森美術館、大阪歴史博物館、仙台市博物館は、中国政府のプロパガンダを広める基盤を与えているのです

    九州で展覧会に行かれた方たちによると、日本人のチベット学者が中国語原文で書かれた誤りの多い美術品解説を書き直したため、内容は事実に即している部分もあるものの、肝心な情報が抜けているのだそう。ポタラ宮が亡命されたダライ・ラマ法王14世の住居だったことや、1949年の中国人民解放軍のチベット侵略、また1959年にダライ・ラマ法王14世が亡命されたこと、現在チベット人たちは中国支配下にあり、弾圧を受け続けていること、などの事実がごっそりと抜け落ちているという。

    チベット人、チベットサポーターたちは黙ってはいません。ということで、チベット展に抗議し、そこに隠された事実を啓蒙するキャンペーンが有志により始まっています。今は上野の森美術館の館長に抗議文を世界中から送るキャンペーンをしています。
    ウェブサイトから抗議文をダウンロードし、あるいは自分の言葉で想いを綴り、上野の森美術館にレターを出してください。
    NYから、そして日本のSFTJのツェリン・ドルジェさんからすでに公開書簡は投函されています。
    NYでも、チベット人の憩いの場ジャクソンハイツ、またの名を「NYのマクロードガンジ」でキャンペーンをし、どんどんレターを出しています。チベットの元良心の政治囚のガワン・サンドルさんも参加しています。



    また、ミクシイ上で、この展覧会についてディスカッションをしているのを見かけました。展覧会に行ってきた人たちが、フリーチベットTシャツを着ていく、とかバナーを持って行く、また、展覧会に来た人とチベットの近況について対話をする、というようなことも言っているようで、これは一見グッドアイディアなのですが、この
    「まずは展覧会に行って、自分の目で確かめたい」
    とい議論については、ひとつ考えてみたい点がある。

    私がこのディスカッションを、NYのチベット人に話したところ、
    「行ってからじゃあ、遅い!!中国政府はこの展覧会でお金を儲け、そのお金をさらにチベット人弾圧に使うんだ!行ってからではむこうの思うつぼになってしまう!」と。

    人々に「行くな」とは言えない。でも、ダライ・ラマ法王でさえ50年以上目にしていない至宝を私たちが「この機会」に見ることによって、誰がいちばんの利益を得るのかをもう一度考えてみてもいいのではないかと思う。

    2 件のコメント:

    T&M さんのコメント...

    見たいのは山々ですが、それをぐっとこらえて、外でフリチベTシャツをきて抗議したいですね。
    見た方にはこの展覧会の背景(真実)をチラシなんかにして出口で渡せると更にいいかも。
    ポタラ宮が誰の物だったのか説明がないなんて、展覧会としてはヒドイですね。

    Makoto Sasa さんのコメント...

    美術館での抗議、チラシ渡しは絶対にやらなくてはいけませんね。これが一番効果的なので。