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    2009年11月15日日曜日

    映画「2012」とチベットコネクション

    先日ポストした、集会の模様、8陣さんがビデオにしてyoutubeに出ています。

    人は少なそうでしたが、この集会があるのとないのとでは、まったく違うと思います。主催者の龍村さんと久保さん、ご苦労様です。




    別件ですが、昨日世界終焉を描く映画、「2012」を見てきました。
    友達に誘われて、おもーい腰をあげて見に行ったのだけれど、これが、ホラー映画より怖かった、、、客席に釘付けよ。
    ストーリーは超娯楽大作家族向けで、あたること間違いない。ある意味で、超ハリウッド映画なんだけれど、ポスターには雪山にぽつんと立つチベット僧の後ろ姿が描かれているので、気になってはいたのだ。

    2012年に地球の軸が北極と南極と変わるため、地球は大洪水になり、文明が滅びていく。実は中国が世界と共同で「世界の屋根」チベットに秘密基地を作っていて、そこから限定された人のみが「宇宙船」で脱出できる、、、売れない物書きで、バツイチ男である、John Cusack演じるJacksonが、元妻と子供たちを救うために、、、というプロット。(ネタばれになるから書かない)
    アメリカ合衆国が主体となっているので、ものすごくアメリカーンな「俺、俺」主義的につくられているのだけれど、それさえ理解してあげれば、あまりにもこの洪水に世界がのまれていくグラフィックがすごいし、2012年がさしせまり、あらゆることが噂されてきた現在この映画を見るのは、ある意味でリアル。



    でも、ね。

    チベットが出てくるのだけれど、サイアクなのが、チベット人たちのダイアローグの発音がめちゃくちゃで、かつ、中国人が演じていること!!!それにチベットの舞台セットがなんか、ハリボテで、とりあえずルンタをつけまくっている。

    あと、でてくるチベット人の描写が、かなり偏っていて、「モモラ」(おばあさん)と呼ばれる女性は、鶏を屠殺していたりする。

    一瞬、チベット人たちはチベット語をちゃんとしゃべっているように思えたのだけれど、違った。彼らはきっと、チベット語が英語読みで書かれた台本を渡され ていて、それを「チベット語発音トレイナー」がいないまま撮影したのよ。だから、ところどころはあっているのだけれど、文章になると「は?」ということ に。一緒にいったチベット人の友人は怒りに震えて、終いにはあきれて笑っていた。

    むかし、ハリウッド映画で日本が舞台になると、めちゃくちゃな日本語を喋るアジア人や、あまりにも文化的に倒錯したセットがあったよね。もう、「あちゃー」と日本人としては頭を抱えてしまったのを、覚えている?
    でも、それと全く同じ。

    でも、それはチベット人だけでなく、インド人のキャラも。
    インド人の科学者がアメリカと共同で地殻変動のリサーチを行っているのだけれども、このキャラの役者もボリウッドづけの私ならすぐ分るフェイクなインド人アクセントで英語をしゃべっている。それに、ぽつっとヒンドゥー語をしゃべるのだけれど、そのヒンドゥー語もヤバい、、、

    チベット文化を台無しにして、踏み台にしてまで、この娯楽作品を作るハリウッド、その根性がすごい。
    FACEBOOKを利用して、キャンペーンをしてハリウッドを「教育」したほうがいいと思われます。

    あと、「宇宙船」のステーションに公安のマークが沢山あったのも気になりました。

    2009年7月5日日曜日

    1日ヨガ・アシュラムへ


    今週末、アメリカは独立記念日のロング・ウィークエンドだったのです。すっかり、コンピュータとばかり日々を過ごすなか、頭が情報だらけになり、ものごとを効率よく処理したり、解決することがもはや困難な状態になりつつあったので、一日retreatをすべく友人のフィルムメイカー、Megumiさんに誘われて、いっしょにアップステートへ。
    Megumiさんはさすが長年のyogiなだけあって、ここのAnanda Ashramは何度か泊まったことがあるそう。
    一日まったく何もしない!と心に決めて、朝9時半のバスに乗りいざアップステートへ。NYCから1時間強のところにこんなに美しい自然があるのか、と思うくらい素晴らしいところだった。

    80ドルで3食、宿泊(6人部屋)つきで、ヨガやメディテーション、サンスクリットのクラスを好きなだけとれる。ボランティアの方々が愛をこめて掃除をしている宿はとても清潔で、しかも食事は新鮮なオーガニックなベジタリアンで、ありえないほど美味しい。時折出るレーズン・オートミールクッキーや桃のケーキのデザートなんかも甘さ控えめの焼きたて!ヒンドゥー教の猿のかたちをした神様、Hanumanという名前のユダヤ人のシェフは天才的で愛のこもった料理を作るのです。



    色々なアシュラムがあるなか、Anandaはその自由さで有名らしい。他のアシュラムはバケーションをしに行っても、朝5時に起こされて、ヨガやメディ テーションのクラスに参加をしないといけないらしいけれど、ここは本当に自由な空気が流れていて、来ていた人たちは「隠された宝石」と言っていました。本当にそうよ!

    鹿やウサギが行き交う、緑のまぶしい大きな敷地内はとってもCalmなエネルギーが漂っていて、ただ湖を見ながらおしゃべりしているだけでもだんだんうとうととしてくる。
    くだらないことに笑ったり、ボートに乗って鴨と戯れたり、夕立の中で緑を見ながらヨガをしたり、ああ、満喫しましたとも!

    自然はこんなに私たちの心や身体をほぐしてくれるんだ、なんて今更ながら思う。頭のなかでごちゃごちゃ考えていたことがすーっと順序立てて流れて行く感じ。ホコリひとつないアシュラムの部屋を思いながら、今日は朝起きて大掃除をしました。

    また、行こう!

    2009年5月10日日曜日

    満月

    週末前にどたばたがあり、すっきりしないまま週末をむかえた気がするー。
    DCに行っていたアムスからの友人が戻る。
    彼がずっとダラムサラに住んでいたこともあり、チベットサポート周りの人たちと密に会い、飲んで、語った週末だった。

    面白い話。
    アムスから来た友人Jはバード・ウォッチャーでもある。彼はダラムサラに住んでいる間、カングラ地方の鳥を観察した本まで執筆した。写真入りのすばらしいデザインの本だ。
    で、これは、金曜の夜にSFTの人たちとJと出かけた夜のはなし。テンドルの(いま、日本にいるね)エベレストの講義活動ビデオの話をしていたのだが、ラドンが笑いながら「Jったら、あのビデオでテンドルの後ろに映っている鳥から目が離せなかったっていうの。さすが、バードウォッチャーよねー」。鳥? 鳥なんてあれに映っていた?
    すかさずJは「テンドルがしゃべっている後ろで歩いている鳥は××といって、△△を渡りあそこにやってくるんだ。白くてわりと大きな鳥なんだ。目が離せなかったね」という。
    試しにiphoneでyoutubeにのっている画像をみんなで見てみると、なるほど、テンドルの後ろにはデジタルで「われわれ」になった白い「物体」が「動いて」いて、大笑いに。
    テンドルの決死の講義活動を、バードウォッチャー兼チベット・サポーターが見ると、違うものがみえるのだろう。
    ま、鳥があのビデオに映っていることを知っている人はたぶん彼の他に1人もいなかっただろうけれどね!


    今日は夜3時半に家に帰り、7時に起床。朝8時に家を出て、飛行機に間に合うように、ぶらぶらと歩きながら、地下鉄の駅まで送っていった。
    あまり密には会えなくても、昔から知らなくても、「なつかしい魂」がたくさんあり、濃い時間をどばっと過ごしたりしながら、人生をすりあわせていくのが、楽しい。

    また、来てほしいな、J。